最近、幼児音で話す子が異様に多くなりました


幼児音というのは、「カキクケコ」が「タチツテト」になったり、「サシスセソ」が「シャシシュシェショ」になる、幼児特有の言葉の不鮮明さです。
 幼児音は、昔から存在しましたが、舌の動き方に意識が向くように、大人がスプーンなどで舌のあるべき位置を知らせれば、案外簡単に改善されたものでした。
 ところが、コロナ禍の影響でさらに深刻になったように感じます。
コロナ禍では「飛沫[ひまつ]が危ないから大きな声を出してはいけない。歌も歌ってはいけない。運動するならマスクを!」と、幼児の発達が妨[さまた]げられてきました。
 なにより、マスクをしている大人の言葉は、幼児にとって低く小さく聞き取りにくいうえに、口元も見えません。真似するべき手本があいまいでは、どんなに幼児に正しい発音をしてほしいと願っても、難しいのです。
 「幼児音」のもうひとつの原因は、子どもたちが大きな声を出す機会がなくなっていることも関係あるかもしれません。
大きな声を出そうと思うと、呼気に勢いが求められます。それにともなって、舌も適切な場所に配置しやすいものです。
 でも、小さい声で口も開けずにボソボソ話したのでは、幼児音はなおりません。
 この幼児音については、「自然になおるのを待つ」という考え方と、「手術をしてなおす」という考え方があります。
ですが、自然になおるのを待っていると、聴覚が敏感な時期を逃すことになり、文字を学ぶころになって、自分が発音しているのが「からす」なのか「たらす」なのか、違いが聴きわけられず、読み書きの学習に支障が出ることがあるのです。
だからといって、幼い子どもの手術は、よほど緊急を要する理由がないかぎり避けたいものです。
実際、幼児音をなおすために舌の手術をしたけれど、その後、やはり舌を動かす機会や、話す機会がたりず、手術をしても幼児音は改善されなかった子もいます。
つまり、手術をして舌の位置を変えても、正しく発音する練習をしなければ、発音は改善されないのです。

木下音感楽院は音感かるたで幼児音を改善しています。深い呼吸によって、お腹の底から声を出すことは発達にもよい影響があります。

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幼児音などの言葉の改善から歌唱力を育てる木下音感楽院

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