最近は、お子さんたちが、自発的に生きるのが難しい時代といえます。

両親は忙しく、子どもたちは早期から集団生活を始めます。

毎日、食卓で食べているメニューもどんな食材を使われているか知りません。

野菜や肉ということは知っていても、調理される前は、どんな形をしていたのか、どこで育つかも知りません。

自分がなにを食べているのか、知らないのに、知識だけ増やしても頭でっかちでバランスが悪い人間が育ってしまう。

生きていく日常のなかに、学びも、喜びも、創造もあるはずです。

音楽を学び、豊かな生活を送るためには、食べることや、生きることにも意欲をもってほしい。

そんな理由から、木下音感楽院の託児ルームでは、「お料理の手伝い」をし、夏期合宿では、飯盒すいさんに挑戦します。

楽院でおこなう料理の手伝いは、
子どもたちが、何も考えずに時間潰しのためにする「お手伝いの真似事」ではありません
幼児期に包丁を使いこなせるようにして、
簡単な料理はひとりでできるようになることを目標に
託児ルームや合宿でお料理の手伝いをしています。